共和国歴1348年1月8日 私は一人…いや一機の戦闘機を追い続けていた。 彼の名はファントムベイン今やそこら辺のアイドルや芸能人よりも名が知れている そんな彼に…私は魅せられ、気が付けば追い続けていた。 ジャーナリスト ダイヤード、ジョーンズの日誌から ------------------ 記者A 「ジョーンズさんまたっすわ!ホント次から次へと!!」 記者B 「ホント不謹慎だけど、ネタが尽きないって言うか処理できないって言うか」 ジョーンズ 「お前ら口じゃなくて手ぇ動かせ!! 今日の3時までに上げないと間に合わねぇぞ!!!」 記者A 「やってますって!!だけどギリギリですよ!?」 ジョーンズ 「分かってる、あぁ分かってるよ!!!だから頑張ってくれ! 間にあったら今日は俺のオゴリで飲みに行くぞ!」 記者A 「ちくしょぉぉぉぉぉ溺れるほど飲んでやるぅぅぅぅ」 記者B 「終わらないぃぃぃぃ」 ---------- 記者A 「いやぁーお疲れ様ですーホントギリギリ間に合ってよかったですよ」 ジョーンズ 「いやぁ、諸君のおかげだ!今日はよく飲み良く食べてくれ!」 記者B 「キャーステキー!!」 記者A 「そういや…ジョーンズさん知ってます?例の噂」 ジョーンズ 「噂が多過ぎてドレがドレだか分からんよ」 記者A 「対ファントムベイン用に作られた最新機がテスト中に落とされたって噂ですよ 帝国もなんか動いてるっぽいし…すげぇキナ臭い内容ですがね」 記者B 「それってウチやあっちに見境なくバラ捲いてるって奴でしょ? 嘘くさい割には無駄に上手く出来てるって有名な」 ジョーンズ 「あぁソレか、面白可笑しい内容だったがアレは記事にはできんな」 記者A 「どうしてです?」 ジョーンズ 「ストーリーがテンプレ過ぎて面白くないからさ、今読者が望むのは 脚色された奴の話しだ。 それに報道規制とかがある所為で迂闊な事は書けんしな」 記者B 「脚色ねぇ…」 記者A 「書きたい事書けないなんて、ホント自由が欲しいっす」 ジョーンズ 「・・・」(悩む感じのタメ) 記者A 「どうしたんです?」 ジョーンズ 「いや、この戦争は一体どこから何処までが脚色されてるのか…と思ってな」 記者A 「実は全部だったりしてw噂に真実を乗っけて流してた…とかロマンないっすか?」 ジョーンズ 「探ってみるか…」 記者B 「危ないですよ、唯でさえ最近物騒なのに!?」 ジョーンズ 「大丈夫だ、深入りはしない」 記者B 「そう言いつつ無茶するんだから…心配する身にもなってくださいよ」 ジョーンズ 「お前達と踏んだ場数が違うんだ、大丈夫さ」 ・・・・・・ それから約一ヶ月後、忽然と彼は姿を消した… 真実を知る事は不幸であり、偽りを見る事が時に幸せな時もある… それがジャーナリスト ダイヤード、ジョーンズが最期に残したメモの内容だった