毎晩窓から眺める夜桜は散り、とこか寂しく感じる毎日 ・・・今日はそんな傷心が理由で休むのはどうだろう そんなふざけた事を考えつつ、いつものように店を開ける ---- SE電話 ---- マスター 「はいこちらカクテルオーダーで・・・」 音 「おいすーマスター暇なら飲み居かね?」 マスター 「突然ですね、どうかしたんですか?」 音 「いやー今日でっかいの引いちゃってさ んで飲みに行こうってお誘いを」 マスター 「まったく、そんなんだったら飲みに来てくださいよ」 音 「今日はビールの日なんだわ、っとどうよ? 早く決めないと気分変わるぜ〜」 マスター 「まったくしょうがないですね、いつもの所で良いんですか?」 音 「おっけ、んじゃ準備して行くわ先に付いたら始めてて良いぜー」 マスター 「それではまた」 ------ 飲み屋 ------ 店員 「いらっしゃーい、今日はおひとりですか?」 マスター 「いつのも面子が後で来るので席を2つお願いします」 店員 「ではご案内しますね!」 -------- 座席から見る視点と言うのは、どうも新鮮だ 最近は忙しくて休む暇も無かったってのも関係してるかもしれないが・・・ -------- 客1 「んじゃ、カンパーイ!!」 客2・3 「乾杯〜」 客2 「いやー休みが長いと学校めんどいな・・・」 客1 「お前・・・それ前も言ってなかったかw」 客2 「あれ?言ったっけ?」 客3 「そんなんで単位大丈夫かよww」 客2 「ばっかww俺はやれば出来る子なんだってw」 ------ ------ 音 「うーす、送れちまったわ、めんご」 マスター 「先にやってますよ」 音 「すみませーん生一つ、後枝豆とおきゅうとと・・・後お任せて2.3品」 店員 「はいはーい、いつものはどうする?」 音 「んじゃそれも」 店員 「かしこまりましたー」 ------------ ------------ 客1 「しっかし・・・俺達も もう4年か」 客3 「早いよなーあっと言う間に4年間」 客2 「そして来年にはあっと言う間に5年間www」 客1 「それ笑えないからwwwwwww」 客3 「・・・お前の事忘れないわっ」 客1 「ちょwwwwww」 客2 「そういや卒業したらどうするん?」 客3 「取りあえず日本一周してくる、美味しい物食べる為に」 客1 「素直に食べ歩きしてくるで良いんじゃね・・・」 ------------ マスター 「いやー若いって良いですね、私達にもあんな時代がありましたよ」 音 「あの時は酷かったな・・・気が付いてたら二人ともバーテンダーになるって決まってたしな」 マスター 「聞かれなかったからツイ・・・ってそっちも今や人気者じゃないですかw」 音 「そんなブリリアントでイカスなんて…照れるわ 後俺褒められると伸びるタイプだからもっと言っても構わないよ」 マスター 「ほんと変わらないですねw」 音 「人間は案外変わらない、そんなもんさ」 マスター 「っと・・・そういや桜さんは?」 音 「いやー誘ったんだけど、あんた達みたいに暇じゃないって言われた」 マスター 「耳が痛い話です、しっかし・・・珍しいですね来ないなんて」 音 「一昨日休みかなんかだったから、それもあるんじゃね」 マスター 「本当に耳が痛いです」 音 「あとちゃっかりマスターが来るってのを伝え忘れたってのも原因かな」 マスター 「ちゃっかり・・・ですかきっと後で怒りますよ・・・きっと」 ------ SE着メロ ------ 音 「・・・噂をすれば・・・なんとやら」 マスター 「頑張ってくださいw」 学生の頃は、何もかもが楽しかった。けれど今だって捨てたもんじゃない。 あの頃はあの頃の、今は今の、それぞれに合った楽しみ方がある。 そう、それはまるでSalty dogのように。