ラジオ 「我々の戦いは歴史と呼ばれるほど重く、そして栄誉ある物だった! しかし、我々の前に現れた謎の敵!そうファントムベインと呼ばれる戦闘機を持つ者達 その者達は歴史ある我々の戦いに水を刺した! 我々の歴史は我々だけの物だ!!! 今、私は宣言しよう!共和国と共同戦線を張り、我々の歴史の重みを叩き込むと!!」 -------------- 帝国A 「うっひょーまさかこんな事になるなんてな」 帝国B 「まぁ…奴によって起こされた被害はあっちもコッチも相当って話だからな」 ジェイ 「だけどこのお陰で対策部隊が出来て俺はアイツを追える部隊に入れた…」 帝国B 「おいおいジェイ、えらくお熱じゃないか? どうした?惚れたのか?」 帝国A 「おい馬鹿!?ちょっと黙ってろ!?」 帝国B 「なんだよ?良いじゃねーかwあんな美人は誰だって目に入っちまうよwww」 ジェイ 「あぁ…そうだ、俺はアイツしか目に入らない だからアタックして落とすんだ…」 ---憎そうに言い、ジェイが退出する--- 帝国B 「ッチ…なんだよアイツ気味わりぃ、冗談も通じねーのかよ」 帝国A 「アイツの姉…知ってるか?」 帝国B 「しらねーな、それがどうしたんだよ?」 帝国A 「ちょっと前に対ファントムベイン用のテスト機体が作られたって噂知らないか? どうやらよ…そのパイロット…あいつの姉らしいんだ」 帝国B 「だからどうしたよ」 帝国A 「おまっ・・・何とも思わないのか?」 帝国B 「おいおい、感傷的じゃねーか 化物に殺されようが共和国の奴に殺されようが同じだよ 俺達はプロだ、飛ぶ時は感情を捨てねーと死んじまう」 帝国A 「感情を割り切れ・・・か、今のあいつに出来るかねぇ… それにしても、両国から対ファントムベイン部隊か…まさかこうなるとはな」 帝国B 「まぁ、この共闘で共和国の奴とイザコザが無くなるって思えば楽だろ 飛びさえすれば最悪、事故が起きても不思議じゃないしな」 帝国A 「うっかりとか、機材の不調とか、たまたま起きても仕方ないしな いやー、こわいこわい」 -------------- ジェイ 「くそっ!!シュミレーター相手だってのに!! こんなんじゃ、こんなんじゃ…」(焦るように) 帝国B 「おいおいww勝てないからって顔真っ赤にするんじゃねーよw」 ジェイ 「何も、何も分からない癖に言うんじゃ!!」 帝国B 「あぁ、分からないね」 ジェイ 「だったら口を出さないでくれ!、これは俺の問題なんだ!」 帝国B 「そうかい、じゃあ俺はお前の事を上に報告して部隊から下ろさないといかん」 ジェイ 「なっ!?」 帝国B 「どうする?」 ----お互いの間に無言の間--- ジェイ 「…っ」 帝国B 「お前の言葉でどうするか決めな」 ジェイ 「仇を打つ」 帝国B 「…一週間後に共和国の奴らと合同演習だ その後にアイツ等を混ぜた部隊を作ることが決まってるらしい」 ジェイ 「えっ…」 帝国B 「ファントムベインを落とす作戦が近いって事だ」 ジェイ 「なんでそれを知ってるんだ…」 帝国B 「上には顔が利くのさ、さて…もう一度聞くぞ、お前はどうする?どうしたい?」 ジェイ 「俺は…」 -------------------------- 帝国A 「おい、そろそろ哨戒任務だぞ」 帝国B 「っと、答えは帰ってきたから聞くとするか。」 帝国A 「ったく、お前が遅れると連帯責任でこっちまでドヤされる勘弁だからな!!」 帝国B 「わーってるよ、そんな訳だ…じゃあな」 ジェイ 「俺はッ…」 --------- 帝国A 「ったく何やってんだよお前は」 帝国B 「ボランティアだ」 帝国A 「似合わねーことしてんなwww」 帝国B 「うっせwwww」 帝国A 「っと早く行かねーとドヤされる」 帝国B 「やっべwww」 ------------ この日、哨戒任務に当たった帝国軍兵士が撃墜される事件が起こった 生存者1名の発言でファントムベインによる犯行だと判明 皮肉な事に、これにより帝国と共和国の共同歩調のスピードがまた一歩早くなった。